【テンプレあり】就活に使える自己分析フレームワーク6選!やり方を徹底解説

就活のために自己分析をしたいけど、何から手をつけて良いのやら…。

そんな就活生にこそ試してほしいのが「自己分析フレームワーク」です。
頭の中を整理する“型”があるだけで、強みや価値観のヒントが見えてくるはずですよ。

この記事では、就活で使える自己分析フレームワークを6つ紹介します。テンプレートも用意しているので、ぜひ活用してください。

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目次

自己分析フレームワークとは?

自己分析フレームワークとは、自分の経験や価値観、考え方を整理するための“思考の枠組み”のことです。

特定のテーマに沿って書き出したり、図や表の形で可視化したりすることで、漠然としていた「自分らしさ」を言語化しやすくなります。

そもそもなぜ就活に自己分析が必要なんですか?

経団連が発表した調査によると、企業が選考時に重視する要素として最も多く挙がっているのが「主体性」や、「チームワーク・リーダーシップ・協調性」などの人物面です。
自己分析フレームワークで自己理解を深めることは、そうした評価基準に対応できる準備にもなります。

参考:経団連『採用と大学改革への期待に関するアンケート結果』

自己分析フレームワークなら、あらかじめ整理の型が用意されているため、自分の内面と向き合う作業をスムーズに進めることができます。就活において自己PRや志望動機のベースを見つける手段として活用されているのです。

就活に使える自己分析フレームワーク6選【テンプレ付き】

自己分析を深めるためには、自分の経験や思考を整理することが大切です。

就活に使いやすい自己分析フレームワークを6つ紹介します。
無料テンプレートを用意しているので、ぜひダウンロードして活用してくださいね!

自分史

自分史は、これまでの人生を時系列で振り返って書き出していくフレームワークです。

小学生〜高校生〜大学生といった時期ごとに、「どんな出来事があったか」「どんな気持ちだったか」を整理することで、自分の価値観や行動パターンが見えてきます。

エピソードの棚卸しもできるので、ESの材料集めもできますよ!

時期頑張ったこと学んだこと苦手だったこと幸福度(10段階)
小学校毎日忘れずに朝の会で元気に発表した小さな習慣を続ける大切さ掃除当番や整理整頓8
のびのび過ごせて楽しかった
中学校友達に誘われて部活に入ったが、慣れるまで毎日通うのが大変だった苦手なことも少しずつ慣れていける上下関係や団体行動5
毎日忙しくてしんどかった
高校バイトと勉強の両立に挑戦した時間の使い方を工夫する力テスト勉強の計画立て4
将来が不安で焦りも多かった
大学友達に誘われてゼミの飲み会幹事を担当人付き合いのバランス感覚初対面の人と話すこと7
気楽さもあり、自分らしくいられた
自分史の例
自分史の書き方
  • 縦軸に「小学校」「中学校」などの時期をフェーズごとに記入する。エピソードが濃い場合は「高校1年」「高校2年」などのように細かく分けても良い。
  • 横軸に「頑張ったこと」「学んだこと」など、自分を深掘りするための要素を記入する。
  • それぞれのマスを埋める。

時系列に合わせて、頑張ったことや学んだこと、その時期の幸福度を書き出してみましょう。

特に、どんな場面でやる気が出たのか、悔しさを感じたのかといった感情に注目すると、自分の「モチベーションの源泉」や「強みの根拠」が明らかになります。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフは、自分の人生における感情の流れをグラフにするフレームワークです。

どんな出来事があったときにモチベーションが上がったのか、下がったのかを整理することで、自分が何に反応しやすいか、どんな環境で力を発揮できるかといった傾向が見えてきます。

モチベーショングラフの例
モチベーショングラフの書き方
  • 縦軸にモチベーションの高さの数値を記入する。画像では中心を0、最高値を+100、最低値を-100。
  • 横軸に年齢や、「小学校」「中学校」のようにフェーズごとの時期を記入する。
  • 時期ごとにモチベーションの数値を点で記入する。点を曲線で結ぶ。
  • モチベーションが動いた時の出来事や感情を記入する。

自己PRや志望動機を考えるとき、ただの「経験の紹介」ではなく、「そのときどう感じたか」「なぜ頑張れたのか」といった“感情の動き”が入ると説得力が増します。

そのヒントを得る手段として、モチベーショングラフはとても有効です。

ジョハリの窓

ジョハリの窓は、自分の性格や行動特性を「自分が知っているか・他人が知っているか」の2軸で整理するフレームワークです。

「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つの領域に分けて、自分を多面的に捉えることができます。

ジョハリの窓とは?
ジョハリの窓の書き方
  • 横軸を自分、縦軸を他人とし、「知っている」「気付いていない」で表を作る。
  • 自分の考える「自分の長所」を書き出す。
  • 他者に「自分の長所ってなんだと思う?」と聞く。
  • ②で書き出した内容と③で書き出した内容を、表の当てはまるエリアに書き写す。

このフレームワークは、自己分析だけでなく他己分析と組み合わせて使うのがおすすめです。
友人や家族、バイト仲間などに「私ってどんな人だと思う?」と聞いてみると、意外な気づきが得られるはずです。

ジョハリの窓は自己PRを書く時に役立つぞ。

「自分も他人も知っている長所(=開放の窓)」は自己PRの軸になります。
そして、「自分は気付いていないけど他人が知っていること(=盲点の窓)」には新しい強みのヒントが隠れているでしょう。

Will・Can・Must

「Will・Can・Must」は、3つの視点から自分を整理して、キャリアや仕事観を考えるためのフレームワークです。

以下の3つの視点から自分を整理します。

  • Will(やりたいこと):興味があること、やってみたいこと
  • Can(できること):自分のスキルや経験からできること
  • Must(求められること):社会や企業から必要とされていること

この3つの円が重なるところに、自分が活躍しやすいフィールド将来目指す方向性が見えてきます。

Will・Can・Mustの書き方
  • Willの領域に、「自分がやりたいこと」を書き出す。
  • Canの領域に、「自分ができること」を書き出す。
  • Mustの領域に、「求められていること」を書き出す。
  • 3つの領域全てに書いたことを洗い出す。

たとえば、「動画編集が好き(Will)で、実際にスキルもある(Can)」という人が、「広報やSNS運用を重視する会社(Must)」を志望する場合、説得力のある志望動機につなげることができます。

自己PRやガクチカと違い、“未来”に焦点を当てた分析ができるのもポイントです。

マインドマップ

マインドマップは、頭の中にある考えや情報を放射状に広げて可視化するフレームワークです。

中心に「自分」や「就活」などのテーマを置き、そこから連想されるキーワードを枝のように伸ばしていくことで、自分の考えを“見える化”できます。

マインドマップの例

たとえば、「自分」というテーマから「性格」「趣味」「苦手なこと」「やりたいこと」「過去の経験」などを広げ、それぞれの項目に具体的な言葉やエピソードをぶら下げていきます。
すると、断片的だった情報が1枚の図でつながり、自己理解が深まります

何を書くか迷うかもしれませんが、思いついたことをなんでも良いのでとにかく書いていきましょう。

正解はありません!テーマについて思いついたことを書くだけで大丈夫です!

自由度が高いため、「文章にするのは苦手だけど、考えるのは好き」という人に向いています。
発想を広げたり、言語化のきっかけをつかむ場として活用してみてください。

SWOT分析

SWOT分析はもともと企業の経営戦略に使われていたフレームワークですが、就活にも十分応用できます。

実際にビジネス現場では、自社や事業の現状把握、戦略立案に使われる標準手法としてSWOT分析が活用されています。

強み・弱み・機会・脅威を整理することで、戦略的な判断が可能になるとされているぞ。

参考:Persolグループ『SWOT分析とは?やり方や具体例、活用法をわかりやすく解説』

SWOTとは以下の4つの要素を意味します。

  • Strength(強み):自分の長所や得意なこと
  • Weakness(弱み):苦手なことや改善したい点
  • Opportunity(機会):周囲の環境や追い風になりそうな要素
  • Threat(脅威):障害になりそうなリスクや課題

強み・弱みを内面的な視点から、機会・脅威を外部環境の視点から整理することで、客観性のある自己分析ができます。

SWOT分析の例


たとえば、「人と話すのが得意(Strength)」「論理的に話すのは苦手(Weakness)」「面接練習の機会が多い(Opportunity)」「選考が短期化している(Threat)」といった具合で表を埋めていきましょう。

ESや面接で自分をどう伝えるかを考えるうえで、「自分はこういうタイプだから、今こういう行動を取る」といった戦略的な自己PRに落とし込むことができます。

単なる自己分析ではなく、外的要因を踏まえた分析なのでESの説得力が増すのだ。

自己分析ツールもおすすめ

自己分析フレームワークは、自分の考えを言語化する強力な助けになります。
ただ、「1人で深掘りするのは不安」「客観的な視点がほしい」と感じたときは、自己分析ツールの力を借りるのもおすすめです。

自己分析ツールは今や就活には必須とも言えるわ!

自己分析ツールなら、質問に答えるだけで価値観や強みを分析してくれます。
自己分析フレームワークを面倒に思う人や、スキマ時間に手早く自己分析を済ませたい人におすすめです。

特に人気が高く、就活との相性が良いツールを紹介します。

1位:My Analytics(キャリアパーク)

\就活に活かす自己分析をやってみる!/

項目内容
診断形式選択式(36問)
所要時間約10分
診断内容性格タイプ・価値観・適職傾向(12タイプ分類)
企業紹介あり(関連情報を表示)
アプリあり(iOS・Android対応)
料金無料
My Analyticsの詳細

My Analyticsは、選択式の質問に答えるだけで自己分析が完了する無料の診断ツールです。

とにかく簡単なのでスキマ時間に自己分析できるぞ!

36問の質問に答えるだけで、自分の性格特性・強み・弱み・適職がわかります。
「営業向き」「コツコツ型」というように性格が分類されるため、自己理解のベースづくりに最適です。

診断結果はWeb上に表示され、誰でも無料で何度でも受けられます。

  • 診断時間はたった5分
  • 性格傾向が視覚的に表示
  • 向いている職場の雰囲気まで分かる

2位:キミスカ 適性診断

\就活に活かす自己分析をやってみる!/

項目内容
診断形式選択式(約230問・2部構成)
所要時間25〜30分
診断内容性格傾向、価値観、職務適性、組織内での役割など
企業紹介あり(スカウト機能と連携)
アプリなし(Webのみ対応)
料金無料(会員登録が必要)
キミスカ適性診断の詳細

キミスカの適性診断は、性格タイプや行動傾向を視覚的に分析できる自己分析ツールです。

スカウト型サイト「キミスカ」に登録すると適性診断を受けられます!

「思考タイプ」「モチベーション傾向」「職種適性」などをグラフ形式で表示してくれます。

診断結果はプロフィールに自動反映され、企業のスカウトにも活用されるため、自己分析がそのまま選考につながる実践的な内容です。

  • スカウトに直結する診断結果
  • 診断後の行動につながりやすい
  • 思考タイプをグラフで可視化

3位:ミイダス コンピテンシー診断

\就活に活かす自己分析をやってみる!/

項目内容
診断形式選択式(約150問)
所要時間20〜30分
診断内容行動特性、ストレス耐性、リーダーシップ傾向など
企業紹介あり(スカウト機能と連携)
アプリあり
料金無料(会員登録が必要)
ミイダス コンピテンシー診断の詳細

ミイダスのコンピテンシー診断は、行動特性や職場環境との相性までわかる、本格的な自己分析ツールです。

行動傾向・マネジメント資質・職場でのストレス要因などを分析し、どのような職場や上司と相性が良いかまで評価してくれます。

結果はグラフや数値で可視化されるため、就活だけでなく将来のキャリア設計にも活用しやすいのが特徴です。

  • ビジネス現場を想定した本格診断
  • 上司・職場との相性まで見える
  • 数値とグラフでわかりやすい

まずは1つから始めよう

自己分析に完璧なやり方はありません。

大事なのは、「どれか1つでもやってみること」だ。

まず1歩踏み出すことで、少しずつ自分の価値観や強みが言葉になっていきます。

フレームワークは、思考を整理するための“型”にすぎません。難しく考えず、自分のペースで書き出してみてください。
途中で手が止まったら、今回紹介した自己分析ツールに頼るのも立派な一歩です。

まずは気になったものから1つ、今日のうちにやってみましょう。

自分を深く知ることは、企業選びにも、ESや面接にもつながります。
あなたの就活を、無理なく前に進めていきましょう。

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