【新卒】未経験からエンジニアにはなれる？具体的なステップを徹底解説

近年、文系や非情報系の学生が「未経験から新卒エンジニア」を目指すケースが急増しています。

IT人材の需要が高まる中で、学部や経験を問わず採用する企業も少なくありません。

本記事では、未経験でも新卒エンジニアを目指せるのか、就職までの具体的なステップをわかりやすく解説します。

未経験でも新卒エンジニアを目指せる？

結論から言うと、未経験から新卒でエンジニアになることは可能です。

実際に文系やプログラミングを触ったことがない学生でも、入社後にしっかりスキルを身につけて活躍している人がたくさんいます。

その背景には、IT業界全体で人材不足が続いていることがあります。

多くの企業は、入社時点の経験よりも「これから学ぶ姿勢」や「仕事への真面目さ」を重視しています。
研修制度も充実しているため、安心してチャレンジできる環境が整っているんです。

未経験から新卒エンジニアを目指すメリット

未経験から新卒エンジニアを目指すと、以下のようなメリットがあります。

未経験から新卒でエンジニアを目指す一番のメリットは、ポテンシャルを見てもらえることです。

中途採用では即戦力が求められる場面も多いですが、新卒採用では「これから成長してくれるかどうか」が重視されます。

また、多くの企業では新入社員向けの研修がしっかり用意されています。
プログラミングや開発の基礎から丁寧に教えてもらえるため、不安も自然と解消されていきます。

ITエンジニア業界はスキルを積めばキャリアの幅が広がる業界です。

年齢に関係なく評価されやすく、将来的にはフリーランスやリモートワーク、独立を目指すことも可能です。

文系でも問題ない？

文系出身でも新卒エンジニアになることは十分可能です。

実際、IT企業では文系出身のエンジニアもたくさん活躍しています。

重要なのは、専門知識よりも「自分から学ぶ姿勢」や「課題を考えて解決しようとする力」です。

最近では、未経験でも取り組みやすいプログラミング学習サービスが充実しており、未経験者でも独学でスキルを身につける環境が整っています。

文系だからといって選択肢を狭める必要はまったくありません。
むしろ、論理的な文章構成力や対人スキルなど、文系ならではの強みが活かせる場面も多くあります。

未経験で新卒エンジニアとして就職する方法

未経験で新卒エンジニアとして就職するには、新卒向けの採用選考を受けること以外にもさまざまな方法があります。

未経験の学生が新卒エンジニアとして就職するための具体的な方法を紹介していきます。

ITエンジニア向け就職サポートを活用する

未経験でエンジニアを目指すなら、ITエンジニア向け就職サポートを活用するのがおすすめです。

エンジニア職ならではの選考傾向を熟知したプロが就活をサポートしてくれます。

企業紹介やES添削、面接対策などを無料でサポートしてくれるだけでなく、企業を紹介してくれます。

未経験から育成する体制のある企業を紹介してくれるので、技術的なスキルよりも、学ぶ意欲や人柄を重視する企業と出会うことができます。

ここでは、特におすすめのサービスを紹介します。

UZUZ IT（ウズウズIT）

UZUZ ITは、20代の若者を中心にキャリア支援を行うUZUZが提供する、ITエンジニア志望者向けの特化型就職サポートです。

選考企業ごとにカスタマイズされた面接対策を無制限で受けられます。
実際に入社した人の声をもとに、入社後の働き方まで丁寧にアドバイスしてもらえるのが特徴です。

さらに、Javaやインフラ基礎などを学べる無料の動画講座（16時間分）も提供されています。
未経験でも基礎知識をつけた状態で就職できるので、不安も軽減されるでしょう。

紹介企業はすべてUZUZが訪問・チェックしており、ブラック企業を徹底排除しています。

新卒エンジニアとして一歩踏み出したい未経験者に心強いサービスです。

キャリスタカレッジ

キャリスタカレッジは、キャリアスタート株式会社が運営する、未経験からITエンジニアを目指す人向けの就職支援サービスです。

無料のIT研修（2週間）と就活サポートがセットになっています。

Javaやクラウド、インフラなど希望に合わせたコースを選んで学んだ上で就活に挑むことができます。
未経験者でも基礎を身につけることで、エンジニア職への不安感が減るでしょう。

研修後はマンツーマンでの面接対策や書類添削を受けながら、ホワイト企業のみを厳選した企業に応募することが可能です。

未経験でも研修を受けた上で就職できるので、手に職をつけたい人に特におすすめのサービスです。

エンジニア職に特化した求人サイトを使う

エンジニア職を目指すなら、一般的な就活サイトよりもIT業界や開発職に強い求人サイトを使うのが効率的です。

スキルや適性に合った企業を探せるだけでなく、ポートフォリオやコードの提出で自分の実力をアピールできる場面も増えます。

未経験者用の求人も多く、スキルチェックができる求人サイトもあります。

プログラミングスクール経由で企業に応募する

未経験からエンジニア就職を目指す人にとって、就職支援付きのプログラミングスクールは非常に心強い選択肢です。

スクールによっては、学習カリキュラムだけでなく、履歴書の添削や面接対策、企業紹介まで一貫してサポートしてくれるところもあります。

中には「就職成功で受講料無料」といった制度を導入しているスクールもあり、経済的な負担を抑えながらスキルを習得できるのも魅力です。
企業とのパイプを持っているスクールであれば、学習後すぐに紹介企業へ応募することもできます。

「独学では続かなかった」「学びと就活を一度に進めたい」という人におすすめの方法で、すでに多くの未経験者がこのルートからIT業界に飛び込んでいます。

インターンやアルバイトから採用を目指す

未経験から新卒エンジニアとして就職するなら、時間はかかりますが、経験を積んで就職を目指すという手ももちろんあります。

エンジニア向けのインターンに参加したり開発系のアルバイトをすることで、実務に近い経験を積むことができます。
企業によっては、そのまま内定に直結するケースもあるでしょう。

特にベンチャー企業やスタートアップでは、未経験者を受け入れている例も多く、アルバイトであっても開発補助やテスト業務などを任されることがあります。

とりあえず働くことで、自分がエンジニア職を続けていけるのかを考えることもできます。
「実際の現場での動き方が知りたい」「職場の雰囲気を体験したい」と思っている方にはぴったりの選択肢です。

学びながら実績を積みたい人には、学校の授業や独学と両立しながら働ける実務経験の場としておすすめできます。

新卒エンジニアの仕事内容

一口にエンジニアと言っても、担当する業務や求められるスキルは職種によってさまざまです。

エンジニアの種類を4つに分けて紹介します。

システムエンジニア

システムエンジニアとは、クライアントの要望をヒアリングし、システムの仕様や設計をまとめる仕事です。

実際のプログラミングは別の担当者が行うこともありますが、プロジェクトの全体像を把握し、開発の方向性を決める重要な役割です。

新卒では、設計補助やテスト工程からスタートすることが多いです。

新卒年収の目安：300万〜350万円前後

Webエンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリの開発を担当します。

フロントエンド（見た目の部分）やバックエンド（サーバー側の処理）など、専門領域に分かれているのが特徴です。
ユーザーの反応が見えやすく、やりがいを感じやすい職種です。

新卒年収の目安：280万〜330万円前後

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、サービスを動かすためのサーバーやネットワークなどの裏側を支える役割です。

目立つ仕事ではありませんが、安定したサービス提供には欠かせません。
最近はクラウド（AWSなど）を扱う業務も増えており、将来的な需要も高い職種です。

新卒年収の目安：300万〜350万円前後

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、システムを開発するのではなく、企業の課題をITの力でどう解決するかを提案する仕事です。

技術に加えて、論理的思考力やヒアリング力が求められます。
新卒でもサポート役からスタートし、徐々に提案に関わっていくケースがあります。

新卒年収の目安：350万〜400万円前後

未経験で新卒エンジニアを目指す注意点

エンジニアは未経験からでも目指すことができる職種ですが、実際に働くとなると「理想と現実のギャップ」を感じる場面も少なくありません。

ここでは、未経験からエンジニアを目指すうえで注意しておきたい3つのポイントをご紹介します。

スキルの過信に注意

プログラミングを少し学んだだけで「もう就職できるかも」と思ってしまうのは危険です。

Progateやドットインストールで学べる内容はあくまで基礎であり、実務ではエラー対応や仕様変更への対応、チーム開発など、もっと幅広いスキルが求められます。

特に新卒は「どれだけ完成されたスキルがあるか」よりも、「どれだけ伸びしろがあるか」が見られます。

学んだことを過信せず、学習を続けるという姿勢を見せることが、採用選考でも評価されやすくなります。
基礎を丁寧に積み重ねることが、着実な成長につながります。

成長には時間がかかる

エンジニアの仕事は、学んだ知識をすぐに実務で活かせるとは限りません。

最初はコードを書くだけでなく、用語を覚えたり、チームの開発ルールに慣れるだけでも一苦労です。

特に未経験からのスタートなら、すぐに活躍しなければと焦る必要はありません。

企業側も0から育てるという認識のはずなので、焦らずにコツコツと学習と経験を積み重ねていきましょう。

その地道な積み重ねが、半年後、1年後の大きな成長につながります。
短期間で一人前を目指すのではなく、長い目でスキルを伸ばす意識を持ちましょう。

ブラック企業を見極める力が必要

未経験歓迎を掲げるITエンジニアの求人には、いわゆる「ブラック企業」が紛れていることもあります。

せっかくエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるなら、長く安心して働ける環境を選びたいところです。

見極めのポイントとしては、研修制度の有無や実績の開示、離職率や口コミ評価などです。
できる限り、企業の内部事情も含めてチェックしておきましょう。

エンジニア業界に精通している就職支援サービスや就活エージェントを活用するのもおすすめです。
就活のプロの目線を取り入れることで、企業選びが一気に楽になりますよ。

焦って内定をもらうより、自分に合った職場をじっくり選ぶ姿勢が大切です。