「面接で話す内容がない」「つい自分を大きく見せる癖がある」そのような状況から、面接で嘘をついてしまうことは全く珍しくありません。

問題のある行動ではあるのだが、就活あるあるの一つだ。
嘘をつかないと面接を乗り切れそうにないときや、嘘をついてしまった後に気になることは嘘がバレる可能性でしょう。
この記事では、面接で嘘はバレるのか、どのような経緯でバレてしまうのかを解説します。
就活の面接で嘘はバレる

面接で「つい盛ってしまった」「本当は違うけど、よく見せたくて話を変えた」
そんな経験が誰しも一度はあるのではないでしょうか。
選考が進む中で、少しでも印象をよくしようとする気持ちは自然なことです。
そして、面接で嘘をついた場合、【嘘がバレる可能性】も考えてしまうことでしょう。
結論から言えば、就活面接の嘘は高確率でバレます。
特に、話のつじつまが合わなかったり、深掘りに耐えられなかったりするとさらに高確率でバレます。

企業の面接官は毎年多くの就活生と向き合っており、「それっぽい話」には感じ取ってしまうのだ。
特に注意したいのは、「エピソードの具体性」「再現性のある行動内容」「志望動機の一貫性」などが問われる場面。
エピソードにあいまいさがあると、表面的な嘘はすぐに見抜かれてしまいます。
「なんとなく話を盛っただけ」「本当のことをそのまま話したら地味すぎる気がして…」という気持ちはわかりますが、それが裏目に出てしまうこともあるのです。
なぜ面接官に嘘がバレるのか

嘘を見抜くといっても、面接官が探偵のようにあなたの過去を調査しているわけではありません。
具体的な経験が話せない
たとえば、「アルバイトで売上を2倍にしました」と語ったとします。
インパクトのある数字ですが、「どうやって?」「なぜそれができたの?」という深掘りに答えられなければ、たちまち信頼性が揺らぎます。
「具体的なエピソードが出てこない」「抽象的な話でごまかしている」と感じられると、嘘というよりも「実体のない話」に見えてしまい、評価を下げられます。
面接官は、「本当にその経験をした人かどうか」を、話の深さやリアリティで見抜こうとしています。
言っていることに一貫性がない
志望動機で「御社の安定した経営基盤に魅力を感じています」と言いながら、ガクチカでは「リスクを恐れずに行動することが信条です」と語るような場合も注意が必要です。
一つひとつの話が矛盾していないか、一貫性があるかどうかも、嘘を見抜く大きな手がかりになります。

ES、ガクチカ、自己PR、ガクチカ。
すべてに一貫性が求められるのだ。
また、「この前の面接では違うことを言っていた」というケースが生まれると、より強く警戒されてしまう可能性もあります。

当たり前だけど選考の情報は全部共有されているのよね…。
話すたびに細部が変わる、企業によって志望動機の内容がまるで違う、というのは思っている以上に目立ちやすいのです。
表情や態度に違和感が出る
どんなに言葉の内容が整っていても、表情や態度に出るわずかな違和感が、面接官に違和感を与えることがあります。。
たとえば、以下のような“非言語的なサイン”は、話の信憑性を下げてしまう要因になります。
- 目線が定まらない・目をそらしがち
- 声が上ずる・トーンが不自然
- 早口になる・語尾を濁す
- 顔がこわばっている・笑顔が不自然
面接官はメンタリストではありませんが、多くの就活生を見てきた経験があります。

友達と話していても、「なんかいつもと違うな…」と感じた経験はあるだろう?
例えば、緊張が高まると、声のトーンや抑揚が不自然になることがあります。
言いにくい内容や自信のない話になると、無意識に声が高くなったり、小さくなったりしやすいです。
ごまかしたい気持ちや焦りがあると、説明が早口になったり、「〜みたいな感じで…」と語尾をぼかして終わらせてしまいがちです。

言っている本人が“その話に自信がない”というサインを出してるのね。
面接の嘘がバレたらどうなる?

面接でつい話を盛ってしまった場合、「バレたら即不採用なのでは?」と不安になるかもしれません。
ですが実際のところ、面接の嘘がバレても、必ずしもその場でアウトになるわけではありません。
もちろん、内容や程度によります。
少し印象を良く見せようとした程度であれば、「就活生あるある」として見逃してもらえることもあります。
とはいえ、あまりに事実と異なる内容だった場合は、評価に大きなマイナスがついてしまいます。
また、近年では就活生のSNSチェックをする企業も増えています。
面接で言った内容を入念に調査することはありませんが、SNSから整合性を確認する程度のことはどの企業もやっているでしょう。

思った以上にSNSはバレやすい。
念をいれるなら鍵垢にしておこう
嘘がバレた場合、一発退場ではありませんが評価が落ちることは間違いないということは意識しておきましょう。
嘘をつかずに面接を乗り切る方法

実は、面接で嘘をつかなくても、伝え方次第で印象をアップさせることは十分に可能です。
就活は、自分という人間を企業に紹介するプレゼンのようなもの。
事実をうまく整理し、相手に伝わる形に変換する力が求められます。
エピソードは切り取り方が大事
「ただのバイトだったし…」と思っていても、どんな経験にも光るポイントはあるものです。
たとえば、「カフェでアルバイトをしていました」という話も、どのエピソードに着目するかで印象は全く異なります。
- 新人教育を任された
- ミスが多かった業務フローを改善した
- 忙しい時間帯のオペレーションを整理した
など、具体的な過去を振り返ることで別の伝え方が可能です。
「目立った成果がない」と感じるときも、どう工夫したか、どんな壁をどう乗り越えたか、といった過程を丁寧に伝えることで、面接を有利に進めることが可能です。
1人で悩まず、誰かに話すか壁打ちしてみよう
就活の準備を1人で進めていると、自分の経験に対して「これでいいのかな…?」と不安になりがちです。

ガクチカがない、面接で緊張してしまう等、就活生によって悩みは様々だ。
そんなときは、誰かに話してみる、壁打ちしてもらうことがとても効果的です。
自分では気づけなかった強みやアピールポイントが見つかることもありますし、伝え方の改善点もクリアになります。
ノブキャリの「ES添削」や「チャット相談」では、経験を“ただの日常”で終わらせず、“面接で使えるエピソード”に変えるお手伝いをしています。
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面接で嘘をついてしまったら

面接中、「あれ…ちょっと言いすぎたかも」と気づいたとき、焦ってしまうのは当然です。

ポロっと盛った話をしてしまう。
誰にでもあることなのよ。
「今さら言い直すべき?」「最後まで話を合わせるべき?」と戸惑うかもしれませんが、そんなときこそ冷静に、誠実に対応することが大切です。
バレたと感じたら、誠実に軌道修正する
面接の途中で「ちょっと盛りすぎたな…」「事実とズレた言い方をしてしまったかも」と気づいた場合は、無理にごまかすよりも、正直に補足して軌道修正する方が好印象につながることもあります。
たとえば、「正確には補佐的な立場でしたが、チームの運営にも積極的に関わっていました」と言い直すだけでも、誠実な姿勢は十分に伝わります。
就活生が緊張するものだと理解していますし、その場での言い直しを「素直で正直な対応」と受け止めてくれることも少なくありません。

傷口にはできるだけ早く傷薬を塗るべきなのだ。
不安な人は、本番前に練習しておこう
「また言いすぎてしまったらどうしよう…」と不安になる方は、本番前に受け答えを練習しておくことが一番の対策になります。
模擬面接で質問の流れを体感したり、経験を言葉にする練習をしておくだけでも、落ち着いて本番に臨めるようになります。
大学の友人、先輩、キャリアセンターセンター等、相談できる人に面接を相談してみましょう。
もし難しければ、就活エージェントを頼ることも一つの手です。


新卒向け就活エージェントは無料で利用出来るわ。
面接対策をお願いしてもいいかもね。
正直な自分で選考に挑もう
面接でつい嘘をつきたくなるのは、「このままじゃ評価されないかも」「もっと目立つ話が必要かも」と不安になるからです。
多くの場合、嘘をつく心理の根っこには「自分の経験に自信がない」という気持ちがあります。
そんな時に嘘をついてしまうことは自然なことではあるのですが、長期的にみると自分の首を絞めてしまいます。

嘘をついたらその嘘は自分にずっとついて回る。
入社した後もずっとだ。
就活に余計なストレスを与えることは間違いありません。
もしまだ面接で嘘をついていないのであれば、そのまま嘘をつかずに面接に挑むことをおすすめします。
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