
就活エージェントってどうして無料なんですか?何か裏があるんじゃないですか!?
就活エージェントは、履歴書やESの添削、面接対策、求人紹介まで幅広いサポートを提供してくれるサービスです。
利用者(就活生)はこれらの支援を全て無料で受けられます。
本記事では、就活エージェントが無料で利用できる理由と、その仕組みについてわかりやすく解説します。
就活エージェントとは?
就活エージェントとは、就職活動をサポートしてくれるサービスのことです。
主なサポート内容は、求人紹介、ES(エントリーシート)の添削、模擬面接、キャリアカウンセリングなどです。
担当アドバイザーが付き、登録から内定獲得まで一貫して支援を受けることができます。



就活エージェントって、個人が有料でやっている場合もありますよね?



いや、それは就活コンサルだ。「就活エージェント」と呼ばれるサービスは、例外なく無料だぞ。
最近は対面・オンラインの両方に対応しているエージェントが多く、地方在住の学生や忙しい方でも活用しやすいのが特徴です。
どのエージェントを使うかによって、対応業界やサポート体制に違いがあるため、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。


就活エージェントはなぜ無料で利用できるのか?
就活生が就活エージェントを無料で利用できるのは、企業側が就活エージェントに報酬金を支払っているからです。
就活エージェントは就活生に企業を紹介しますが、それはつまり「企業に新たな人材を紹介している」ということにもなります。
紹介した就活生が実際に入社した場合、エージェントに成功報酬が支払われます。





就活エージェント側も、就活生が企業から内定を得ることで報酬につながるので親身になってくれるんですね!
就活生が無料で使えるのは、エージェントが「企業の採用を手伝っている」存在だからというのが理由です。
合わない企業を無理やり紹介されることはある?
就活エージェントは、就活生が企業から内定を得る・入社が決まることで企業から報酬を受け取ります。



ということは、エージェント側は成功報酬が高い企業や内定が取れやすい企業ばかりを紹介するんじゃないですか!?



まあ…正直そういうアドバイザーがいることも事実だ。
一部の就活エージェントにおいて、紹介企業に偏りがあるという声もゼロではありません。
しかし、信頼性の高いエージェントでは、就活生の希望や適性を優先したマッチングを重視しているのが一般的です。
企業側も、無理に合わない就活生を紹介されることは望んでいないでしょう。
エージェント側も、ミスマッチな就活生を紹介すると企業からの信用を失いかねません。
信用を失うと企業から登録を解除される恐れもあります。
合わない企業を無理やり紹介することは、就活生だけでなく企業、エージェントの双方にとってマイナスにしかならないのです。
また、就活生は就活エージェントを活用する場合でも、アドバイザーから紹介された企業に必ず応募しなければならないわけではありません。自分の希望と合わない場合はしっかりと断ることも大切です。


不安がある場合は、1社に絞らず複数のエージェントを併用し、比較しながら進めるのもおすすめです。
企業はなぜ就活エージェントを活用するのか?


就活エージェントは、就活生にとっては無料で使えるサービスですが、企業側にとっては費用を払って活用するサービスです。



どうして企業はわざわざ費用を支払ってまで就活エージェントから就活生を紹介してもらうんですか?
ここでは、企業が就活エージェントを利用する主なメリットをわかりやすく紹介します。
手間やコストを減らせる
新卒採用では、求人情報の作成・エントリー管理・面接日程の調整・内定後のフォローなど、想像以上に多くの工数が発生します。
就活エージェントを活用することで、学生とのやり取りや日程調整などをエージェントに任せられます。
効率的に採用活動を進めることができ、ナビサイトに登録するよりもコストパフォーマンスが良い場合があるのです。
適性のある学生を紹介してもらえる
就活エージェントは、事前に就活生の性格や価値観、希望職種などをヒアリングした上で、相性の良い企業を紹介しています。



就活生は自分に合う企業を探しているが、企業側もそれは同じだ。
企業側も「うちの社風や仕事内容に合いそうな人材」と出会いやすくなり、面接の通過率や内定後の承諾率も高まりやすくなります。
特に「応募は多いけれどミスマッチが多い」と悩む企業は、就活エージェントを活用することで効率的に新卒採用をすすめることができるのです。
知名度が低くても応募につながりやすい
求人検索型のサイトや求人情報媒体では、大手企業や有名企業にエントリーが集中しがちです。
一方で、知名度の低い中小企業やベンチャー企業は、どれだけ良い環境を整えていても就活生に見つけてもらえないケースが多くあります。
就活エージェントを通せば、就活生1人ひとりに対して企業の魅力を丁寧に伝えることができます。
企業の知名度に関係なく応募につながる可能性が高まります。
早期離職のリスクを減らしやすい
新卒採用においては、入社後すぐに「思っていた職場と違った」と感じて辞めてしまう早期離職が企業にとって大きな課題です。



近年は、良い意味でも悪い意味でも「すぐに会社を辞めやすい」環境にありますよね。
企業側は、労働者が頻繁に入れ替わるとその度に業務を教えなければなりません。
なるべく長く、継続して働いてくれる人材を求めるのは自然な流れです。
就活エージェントは学生と企業の両方と面談を重ね、相性や志向性を確認したうえでマッチングを行います。
そのため、入社後のギャップを最小限に抑えることができます。
結果として、採用ミスや早期離職が減り、企業側にとっても安定的に人材を確保できるというメリットに繋がります。
安心して使える就活エージェントを選ぶポイント3選
就活エージェントは無料で使える便利なサービスですが、すべてのエージェントが同じ質とは限りません。



サポートが雑だったり、報酬目当てに合わない企業ばかり紹介してくるような就活エージェントも残念ながら存在する。


「無料=リスクゼロ」と思わず、どの就活エージェントを利用するかを見極めることが大切です。
安心して使える就活エージェントを選ぶためのチェックポイントを紹介します。
- 実績や利用者数が公開されているか
- 紹介企業の情報が開示されているか
- 口コミや評判はどうか
実績や利用者数が公開されているか
たとえば、「累計○万人の就活生をサポート」「年間内定者数○○名」といった数字が公式サイトや資料で明記されていれば、それだけ多くの就活生に使われてきた信頼の証といえます。
紹介先の業界数、内定までの平均期間など、具体的なデータが公開されているとなお良いでしょう。



逆に具体的な情報が載っていない就活エージェントには注意が必要です。
無料だからこそ、実績面に裏付けのあるサービスを選ぶことで、サポートの質にも安心感を持って利用することができます。
紹介企業の情報が開示されているか
公式サイトに「提携企業一覧」や「紹介実績企業の例」などが掲載されている場合、そのエージェントがどの業界や職種に強いのかを知る手がかりになります。
もし、紹介企業の情報が一切開示されていない場合、離職率の高いいわゆる「ブラック企業」が含まれている可能性もゼロではありません。
無料で利用できるとはいえ、どんな企業とつながっているかがわからないサービスの利用は危険です。
透明性のあるエージェントを選ぶことで、納得できる企業との出会いにつながります。
口コミや評判はどうか
公式サイトには良いことしか書かれていない場合が多いため、X(旧Twitter)や就活掲示板、Googleのレビューなどで、リアルな声をチェックすることが大切です。



ただ、口コミ自体の信憑性にも注意が必要だ。意見1つ1つを真正面から受け止めるのではなく、全体的な評判を読み取ることだな。
無料で利用できる分、こうした口コミによる情報は貴重な判断材料になります。
登録前に評判を調べておくだけでも、後悔のないサービス選びにつながります。
コメント