「就活エージェントってなんだか怪しい…」「強引に企業を勧められた」という不安感を感じる方は実は非常に多いです。

実際、就活エージェントに対してネガティブな声があるのも事実なのだ。
ただ、それはすべてのエージェントが悪いというわけではなく、サービスの仕組みや担当者によって大きく差があるからです。
この記事では、就活エージェントが「怪しい」と感じられる理由や注意点、信頼できるエージェントの見分け方までをわかりやすく解説します。
就活エージェントが「怪しい」と言われる理由


就活エージェントは、自己分析や企業選び、選考対策などをサポートしてくれますが、SNSや口コミでは「怪しい」「信用できない」といった声も見かけます。
就活エージェントが「怪しい」と言われてしまう主な理由を解説します。



信頼できるおすすめの就活エージェントは、別の記事で紹介していますよ!


営業色が強い対応や強引な紹介
就活エージェントは、学生の内定が決まることで紹介先企業から報酬を得るビジネスモデルです。


そのため、一部のエージェントでは、学生の希望や準備状況を十分に考慮せず、“とにかく内定を取らせて紹介先に送り込みたい”という姿勢が透けて見える対応をすることがあります。



残念ながら、就活エージェントにとって客は就活生でなく企業なのだ。
「まだ選考の準備ができていないのに企業を紹介された」「話を聞いてすぐに応募を勧められた」といった経験をした学生にとっては、「自分の将来よりビジネスが優先されているのでは?」と感じ、不信感を抱くケースがあります。
すぐに企業への応募を促される
一部の就活エージェントは、面談後すぐに「この企業に応募しましょう」と勧めることもあります。
希望条件のすり合わせが不十分なまま応募を急がれると、「急かされている」と感じるのは自然な反応です。
一部の就活エージェントの営業色の強さが、「就活エージェント=怪しい」と思われる一因になっています。
自分の希望と違う企業ばかり提案される
「希望していない業界や職種ばかり紹介される」「勤務地や条件が合わないのに何度も同じような企業を勧められる」といったミスマッチな提案が続くケースもあります。



就活エージェントには、就活生の話を聞くという仕事もあるはずなのよ。
特に多いケースは、「営業職を希望していないのに営業ばかり紹介される」「大手志望なのに中小企業ばかり案内される」といったケースです。
こうした状況では、「企業ありきの紹介」になってしまっており、学生本位ではない対応に見えてしまうのです。
担当者が業界知識に乏しいこともある
担当者によっては、就活支援の経験が浅かったり、業界や職種について十分な知識を持っていなかったりする場合があります。



知識のない就活エージェントにキャリアを預けることができるだろうか…。
特に就活エージェントはプロのサポートを期待されている分、知識や対応に不安があると、その落差が大きく怪しい存在として感じられます。
こうした対応を受けた就活生がSNSや掲示板などで体験談を共有することで、「就活エージェント=怪しい」という印象が一部で広まっています。
怪しいエージェントの特徴【注意すべきポイント】


就活エージェントは便利なサービスですが、中には“あまり信頼できない対応”をしてくる業者や担当者が存在するのも事実です。
就活生が特に注意すべき「怪しいエージェント」の見分け方をご紹介します。
複数当てはまる場合は、利用を見直すことをおすすめします。
明らかにブラック企業を紹介してくる
学生側の希望条件を無視して、労働時間や給与条件が極端に悪い企業を紹介してくる場合は一番危ない就活エージェントです。
数をこなすことを優先しており、あなたの将来より自社の実績を重視している可能性があります。



さすがにあからさまなケースは少ないが…。
最悪ブロックしてしまおう。
事前に紹介企業の評判を調べることはもちろん、「なぜこの企業をすすめるのか?」をしっかり確認するようにしましょう。
LINEなどで過度に連絡してくる
LINEやSNSでのやり取りは便利な反面、エージェントとの距離感が曖昧になりやすいという側面もあります。
連絡頻度が高すぎる場合、就活生の気持ちよりも自社の営業成績を優先しているケースが多いです。
ストレスや違和感を感じたら無理に応じる必要はありません。



就活って疲れるから!
サポートしてくれる人の対応で体力は使いたくないわ。
「絶対内定が出るから」と無理に面談を押しつける
「この企業は絶対に通ります」「この案件はすぐに決めないと損です」などといった極端な表現で選考を急がせたり、面談の予定を強引に詰めてくる担当者も要注意です。



覚えておいてほしい。
人間ならだれでもいいようなブラック企業以外は、就活に絶対内定はない。
必要な情報を冷静に説明してくれるエージェントであれば、「検討してから返事します」と伝えても嫌な反応はしないはずです。
エージェントがこちらの話をほとんど聞かない
信頼できるエージェントは、まず就活生の話に耳を傾けた上でサポートを進めます。
しかし、怪しいエージェントの担当者は、一方的に求人情報だけを紹介してくる、ヒアリングが極端に浅い、質問に対して具体的な回答がないなど、対応に違和感があることが多いです。



「ちゃんと話を聞いてもらえていない」と感じたら、2流のエージェントよ。
必要であれば担当者の変更を依頼するか、別のエージェントを利用する判断も重要です。
就活エージェントを安全に使う4つのコツ


就活エージェントは、使い方を間違えると「紹介された企業が合わなかった」「担当者に振り回された」など、後悔につながるケースもあります。



そこで大切なのが、就活生自身が主導権を持ち、賢くサービスを利用する意識なのだ。
以下の4つのコツを意識すれば、就活エージェントを安全かつ効果的に活用することができます。
複数社に登録して比較する
就活エージェントは、1社だけに絞る必要はまったくありません。
むしろ、複数のエージェントに登録して比較することで、自分に合ったサービスや担当者を見つけやすくなります。



これが1番重要!
いろんな就活エージェントを試してみるべきよ。
たとえば、あるエージェントは自己分析に強く、別のエージェントは非公開求人の紹介が充実しているといったように、サービス内容や強みはそれぞれ異なります。
1社に絞ると、視野が狭まり、アドバイスをうのみにしてしまいがちです。情報の偏りを防ぐためにも、2~3社ほど併用して客観的に判断するのが安全です。





新卒就職エージェントの記事を参考にして、信頼できる就活エージェントを使ってみてね。
合わない担当者は遠慮なく変更を申し出る
エージェントサービスの質は、担当者によって大きく変わります。
実際、担当変更はエージェント側にとってもよくあることで、失礼にはあたりません。



実は、多くのサービスでは「担当者変更を希望したい」と伝えれば、簡単に別のアドバイザーに切り替えることができるのだ。
相性の良い担当者であれば、自己分析や面接対策もスムーズに進み、納得のいく企業選びが可能になります。
少しでもストレスを感じたら、早めに変更を申し出ることが賢明です。
自分の意思をはっきり持って断ることも大切
エージェントから紹介された企業に対して、「あまり興味が持てない」「条件が合わない」と感じることもあるでしょう。
そんなとき、遠慮してなんとなく応募してしまうと、後悔のもとになります。



時間と体力がもったいない。
貴重な就活期間を無駄にするぞ。
担当者は企業側のニーズや採用枠に基づいて提案しているため、時には学生の希望とズレた紹介が行われることもあります。
断ることで悪印象になることはほとんどありません。むしろ、希望条件を正確に伝えることで、次回以降の紹介がよりマッチしやすくなるメリットもあります。


企業を必ず自分でも調べる習慣を持つ
どれだけ信頼できるエージェントでも、紹介された企業をそのまま信用して選考に進むのはリスクがあります。
紹介企業については、自分で調べる習慣を持ちましょう。
- OpenWorkや就活会議などの口コミサイトで社員の声を確認
- 企業の公式HPで事業内容・採用情報・ビジョンを確認
- IR資料(上場企業の場合)で業績や成長性を確認
多角的に情報を集めることで、「実は労働環境に難あり」「思っていた事業内容と違った」といったトラブルを防げます。
就活は“紹介される”側ではなく、“選ぶ”側であることを忘れないようにしましょう。
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